ダイナミックポジショニング基礎コース(NI DP Basic)
本コース終了時には、受講者はダイナミックポジショニングの基本原則を理解し、ダイナミックポジショニングシステムの立ち上げができ、関連機器、位置基準システムの運用に関する実践的な知識を身につけます。受講者はアラーム、警告や情報メッセージを識別・対応し、DP設置と船舶システム(電源供給、操船設備、利用可能な位置基準システム、作業内容など)との関連性にも理解を深めます。また、DP作業が風、波浪、潮流および船体の動き等、環境条件に関連することも理解できるようになります。
このコースはNI DPOトレーニングスキームの一部です。NI DPOトレーニングスキームの詳細はこちらをご覧ください。
トレーニングは、国際海事機関(IMO)および国際海洋請負業者協会(IMCA)のガイドラインに基づくプログラムに沿って行います。理論講義とKongsberg DP単体シミュレーターを使用した実技演習の組み合わせです。
- DPの原理を説明できる
- DPシステムの各要素(位置基準システム、センサー、電源など)や冗長性の要件および手法について説明できる
- 各モードでDPシステムの実践的運用知識を持ち、訓練中に利用可能なすべての機能を正しく使用できる
- 位置基準システムの原理、限界、および運用方法を説明できる
- センサーおよび補助機器の原理、限界、利用方法を説明できる
- ディーゼル電気推進船および非ディーゼル電気推進船の典型的電源および配電方式・UPSシステム・PMSシステムの概要を説明し、DP船の電力要件を認識できる
- 各種推進・スラスターシステムの特徴と相互比較ができる
- DP運用時の計画、現場・船舶情報利用、コンティンジェンシープラン、チェックリスト、作業前アプローチ、通信、引き継ぎ等の手順を説明できる
- 基準点とUTM座標の理解ができる
- DP運用における記録・ログブックの要件を説明できる
- 特殊船舶におけるDP運用方法について説明できる
- 深海または浅海作業に伴うリスクを説明できる
選択式テストで評価。合格基準は70%です。
DPOスキーム受講の最低条件:
参加者はSTCW規則II/1・II/2・II/3(デッキ)またはIII/1・III/2・III/3(エンジン)のいずれかの資格証明書を保有している必要があります。初日に有効な証明書をご提示ください。
新スキームを進むオフショアDPO志望者は、STCW資格証取得過程の間でも、導入/ベーシックコース(フェーズA)・DP乗船実務60日(フェーズB)・シミュレーター/アドバンスコース(フェーズC)の受講が可能です。ワッチキーピングトレーニング(フェーズD・E)は、適切なSTCWコンピテンシー証取得後にのみ可能です。雇用企業または認定カレッジからの証明書が必要です。
上記条件を満たさない場合でも「DPアウェアネス」受講生として参加が認められますが、証明書には「DPアウェアネス」と記載され、DPOトレーニングスキームの一部とはみなされません。今後DPOトレーニング資格取得プロセスへの進行は認められません。
レビュー - ダイナミックポジショニング基礎コース(NI DP Basic)
- 良いコースでした
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