バージおよびMOUコース
可動式海上ユニット(MOU)とは、容易に移動が可能であり、1974年SOLAS条約第I章の船舶で従来提供されていたもの以外のオフショア作業に関わる産業機能を果たすことができる船舶を指します。
これらMOUには、少なくとも次のものが含まれます:
- コラム安定型ユニット:主甲板が水中船体またはフッティングにコラムやケーソンで接続されているMOU
- 自己推進機能なしユニット:自身で独立して航行するための機関推進装置を備えていないMOU
- 自昇昇降型ユニット:可動脚付きで自船体を海面上に持ち上げることができるMOU
- 自己推進型ユニット:自身で独立して航行するための機関推進装置を備えたMOU
- 潜水型ユニット:自昇昇降型以外の、船型・バージ型・新型船体設計を持ち、着底状態での運用を目的とするMOU
- 表面型ユニット:単胴または複胴構成の船型・バージ型排水船体を持ち、浮遊状態で運用されるMOU
A.1079(28)決議に従い、MOUに配属される乗組員を雇用するすべての会社は、これらの推奨事項に記載されている基準が完全に実施されることを確実にする責任を負います。加えて、担当者がMOUの安全な運用に知識と的確な判断で寄与できるよう、必要に応じて他の措置も講じるべきです。
全てのMOUには、安全な運用を確保するために必要な知識・資格・技能・経験を持つ重要人物が十分に乗船している必要があります。MOUとその運用の特性から、専門的な訓練および資格が求められることが認識されています。運航管理部門は、各MOUの設計・型式・サイズ・運用条件を踏まえ、重要な安全・汚染防止機能を担当する人員の知識、資格、技能、経験の適格性を確認すべきです。管理部門は、必要な知識・資格・技能・経験を判断する際、下記の必須機能を考慮することが奨励されます。