オフショアクレーンオペレーターコース（ステージ3）

クレーンオペレーターステージ3評価形式

評価者はクレーンオペレーターと共にキャビンに入り、オペレーターに新しい乗組員へ引き継ぐ場面を想定して「クレーンの説明」を求めます。主な確認事項には以下が含まれますが、これに限定されません：

• 荷重インジケーター機能の静的・動的モード両方の使用と理解
• 制限装置
• ドライブトレイン
• 使用中クレーンに装着されたワイヤ類
• クレーンコントロール
• LOLER規制または現行法令にもとづくクレーンオペレーターの責任範囲の理解

応答の質を通して、評価者はオペレーターの機器知識、安全システム、会社業務手順について弱点がないか特定できます。
実技評価は、可能な限り通常業務に沿って構成され、補給船の到着に合わせて実施されます。
インストラクターは、稼働基準（例：海況）に応じたシステム調整がなされているか目視確認後、キャビン外で観察します。

オペレーターは一連の揚重操作を行い、以下の能力を実証します：

• クレーンを安全に操作し、他の作業との干渉を認識している
• 無荷重時・荷重時いずれもクレーンを制御できる
• 荷物の揺れを除去する能力を示せる
• バンクスマンからのハンドシグナルや無線指示に従うことができる

クライアント代表と連携のうえ、クレーンオペレーターがマルチチョイス理論試験を受け、揚重作業全般の知識が評価されます。合格基準点は80％です。
すべての評価プロセスを修了したオペレーターは、監督なしで全操作が可能となります。

受講要件

ステージ2修了者で、さらに監督下で経験を積んだ者、または確証ある実務経験を有する者