モバイルオフショアユニット（MOU）安定性コース

モバイルオフショアユニット（MOU）安定性コースは、国際海事機関（IMO）決議 A.1079(28)およびSTCW条約規則I/10 & I/02のすべての要件を満たしています。

モバイルオフショアユニット（MOU）安定性コースは、OIM、Barge Supervisor、Ballast Control Operator（OIM／BS／BCO）向けの訓練として設計されています。

目的：

本コースは、バラストコントロール業務に携わり、OIMまたはBarge Supervisorの資格取得を目指す方を対象とした総合的な訓練を提供します。掘削船、コラム安定型浮体、Jack-Upリグの荷重や環境的要因及びダメージコントロールに対する応答を理解することを目的としています。コース修了後、受講者は船舶の安定理論とその実践、特にモバイルオフショアユニット（MOU）の安定性や、トリム・リストのためのバラストコントロール手順、安全なMOU運用に必要なリグの運用マニュアル情報の活用について、より深い理解を得ることが期待されます。

参考資料：

受講中に提供されるモバイルオフショアユニット（MOU）安定性コースブック
各章に関連するビデオプレゼンテーション

コース内容：

• A.1079(28)で要求される知識、理解及び能力
• 安定性・トリム図やMarine Operations Manualから得られる積載安定性情報の活用
• トリムと安定性に関する基本原則・理論と、それらの維持に必要な対策の理解
• MOUの安定基準（静的・動的）、基準、環境限界、及び生存条件の基準
• 日々の積載計算の活用
• 係留システム及び係留索の破損が与える影響の知識
• 緊急時の手順、洪水・火災・浮力喪失等の損傷時におけるトリム及び安定性への影響、及び必要な対策の知識
• 安定性に関連する情報の効果的な伝達
• 傾斜実験報告書の理解及びその活用
• 傾斜実験、デッドウェイトサーベイの理解やその活用
• 貨物及び貨物作業がトリムと安定性に与える影響の知識
• MOUの区画損傷と洪水の際のトリムおよび安定性への影響、及び必要な対策の知識
• ユニットの応力を許容範囲に保つための物資積載およびバラスト作業の影響の知識
• 自己昇降式ユニットにおけるプリロード及び脚部応力の影響の知識
• 浮力喪失の影響の知識