曳航オペレーションコース

近年、大型船の曳航作業は多くの潜在的な危険を伴い、曳航オペレーション中の事故も多発しています。港内では、タグボートが限られたスペースで操船する必要があり、長距離のオフショア曳航では特有の課題があります。本コースでは、徹底した事前準備、効果的なチームワークとコミュニケーション、全ての手順におけるベストプラクティスの導入により、曳航作業のリスクを最小限に抑える方法を学びます。

対象者:

船長、オフィサー、乗組員

受講要件：

特になし

コース修了後の成果：

本コース修了後、受講者は曳航オペレーションに伴う安全管理について理解し、安全管理方針に基づいた港およびオフショア曳航オペレーションの計画・実施ができるようになります。また、緊急時曳航に関する法的要件についても習得します。モジュール4を修了した受講者は、オフショア環境における安全な曳航作業の実施方法を習得します。

• 曳航作業の三段階準備プロセス（情報交換・計画・リスク評価）について学習
• 様々なタイプのタグボートと、それぞれの曳航支援方法について理解
• 機器点検と保守におけるベストプラクティスを習得
• 関係者間での計画とコミュニケーションの重要性を習得
• 安全な係留・離脱手順を理解
• 緊急時曳航装置および手順における法的要件を学習
• オフショア曳航に関連する要素（曳航索の点検・保護、衝突回避など）を理解

実施方法

本コースはモジュール構成で、理論および実技（シミュレーター）を組み合わせています。

コース内容

モジュール1 - 安全な曳航オペレーションの実施
モジュール2 - 安全な港内曳航オペレーションの実施
モジュール3 - 緊急時曳航設備
モジュール4 - オフショア曳航オペレーション