ダイナミックポジショニングFMEAファミリアライゼーションコース

フォールトモード影響解析（FMEA）は、ダイナミックポジショニング（DP）クラス2/3のオフショア支援船におけるクラス要件です。本DP FMEAファミリアリゼーションコースの目的は、受講者がFMEAレポートの内容を理解・活用し、全位置喪失、発電・推進喪失につながる障害を特定できるスキルを身につけることです。これらの推奨事項の理解を深めることで、船舶のパフォーマンスや安全性の向上が期待できます。本トレーニングは、スーパーテンデント、キャプテン、およびDP搭載船でFMEAレポートを扱う全てのスタッフに有益です。

トレーニングは国際海事機関（IMO）および国際海洋請負業者協会（IMCA）のガイドラインに基づいて実施されます。
理論セッションとKongsberg DPスタンドアローンシミュレーターを使った実技演習を組み合わせています。

• DPシステム監査
• DPケーパビリティ分析
• スラスター信頼性
• DP制御システム
• DP PRS
• 電力管理と分配
• スラスターおよび推進装置
• ヒューマンファクター
• 隠れた障害を考慮した分析

DP搭載船に適用されるFMEAファミリアリゼーションの目的は、ポジションキーピングにおける重要な障害モードを特定するため、包括的かつ体系的で文書化された分析手法を学ぶことです。分析は、全体としてのステーションキーピングに影響を与え、位置喪失を引き起こし得る障害モードを見逃さないように実施されます。

評価方法は多肢選択式テストで、70％以上の正答で合格となります。

マネジメントチーム